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この記事は 2017年07月18日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
フランクフルト。それはドイツ金融の中心地をイメージされるでしょうか。でも今回は違います。別のフランクフルトに行ってきました。
さて、これを説明するにはドイツにおける地名の特徴を説明しなければなりません。
ドイツにおいても日本と同様に、各地方に同じ地名の地域が存在します。日本であれば都道府県や市町村の違いこそあれ、同じ名称のものは区別することなくそのまま使います。例えば”京橋”や”日本橋”は東京にも大阪にも存在しますが、あえて区別する際には”東京の京橋”といった使い方になりますよね。
一方でドイツの場合、地名自体に”◯◯の側”のとか、”◯◯沿い”のとつけることが多いです。例えば、いわゆる金融の中心地のフランクフルトは、「フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)」と言い、「マイン川沿いのフランクフルト」です。
そして今回行ったのは「フランクフルト・アン・デア・オーダー(Frankfurt an der Order)」と言う、「オーダー川沿いのフランクフルト」です。
それはどこにあるのかと言うとこちら。
左はドイツ、右はポーランドで、丁度国境にあるの街です。今回は国境を少し超えて、ポーランドの街にも行ってきました。
フランクフルト・アン・デア・オーダー(以下「フランクフルト(オーダー)」)まではベルリンから電車で1時間と少し程度の距離。ちょっとした郊外に出かける気分です。
今回はホテルの最寄のSバーンの駅、ベルリン・シャルロッテンブルク(Berlin-Charlottenburg)駅から直通で終点でした。ベルリンからは片道10ユーロなので日本と同じような距離感で考えると結構運賃は高いように感じます。
乗車にあたっては乗り放題きっぷである「ブランデンブルグ・ベルリンチケット」と迷いましたが若干元を取れなさそうなので普通の切符にしました。
先に観光はフランクフルト(オーダー)ではなく、ポーランド側の街であるスウビツェ(Słubice)へ行きました。その街へはドイツ側の街の名前にもなっているオーダー川に架かっている橋を渡ります。
駅から橋までは歩いて15分くらいですね。橋の前にはフランクフルトの街が終わり、スウビツェへ入ることの標識が。
橋を渡るとややこしい標識が。国が変われば交通ルールも変わりますが、分かりやすいピクトグラムでどの国の人が見ても理解できますね。
ポーランドに来たけどもポーランドぽさが分かりません。しかも国境の町なのでドイツ語が使えるようです。
ここにドイツ人たちがやってくるのは、タバコなどの税金が、ポーランド側では安く設定されているからみたいです。
スウヴィツェの中心部には小さな公園があります。ニワトリのオブジェがその目印。
あと、この街には珍しいものがあります。
これ、なんだか分かりますか?
正解は「ウィキペディア・モニュメント(Wikipedia Monument)」なんです。
Wikipediaの投稿者を讃えるモニュメントなんだとか。Wikipedia日本語ページまでありました。
世界広しと言えどこれが見られるのはここだけ。と言うかコレしかないな…。
ドイツの携帯電波が届くギリギリラインまで散策し、フランクフルトまで戻りました。
再び橋を戻りまして、例のフランクフルト(オーダー)側へと戻ります。
橋を渡る前にはこの看板。これ、向きを逆にしたほうがいいような気もしますね。ポーランドからドイツ側に渡るのに、ポーランドの看板。ドイツ側から来る人に見せないと。
そして橋を渡り切ったドイツ側はこの看板があります。EU内では国境の意識は希薄になりがちですが、このような看板が目に入るとある意味”海外旅行”的な気分になるかも
先に伺ったポーランド側の対岸から見えていた大きな教会はフリーデンス教会(Friedenskirche)。
今は教育目的で使用されているとか。ちなみに近くに大学があります。
フリーデンす教会近くかつ市内中心部にあるレンネ・パーク(Lennepark)。この公園は縦長く、南北1km弱くらいあります。
その公園の南端近くにはカトリック教会であるハイリク・クロイツ(Heilig Kreuz)。背が高いので目立ちますね。
なお、この教会の近くには市内の大型スーパーがあったりします。
フランクフルト(オーダー)やポーランドのスウヴィツェもそれほど多くの観光スポットはありません。それほど時間を掛けずに観光は終わります。
再びベルリンに戻ったのちは、アレキサンダー広場(Alexanderplatz)駅へ行きました。
ここはテレビ塔のある所ですね。登ってみたかったのですが、1.5時間待ちでしたのでやめておきました。
赤の市庁舎(Rotes Rathaus)を背景にネプチューンの噴水(Neptunbrunnen)。
この辺は人が多いです。
聖マリア教会(St.Marienkirche)。ここはステンドグラスが無いなあ。パイプオルガンもありました。
さて、今日はこのくらいにして、ホテルへ戻ります。その途中駅でフィッシュ&チップス食べましたが、写真撮るの忘れてしまいました…。
ホテルへの帰路ではスーパーでお土産の買い物も。
今お見せしているのは「マンナー(manner)」と呼ばれるお菓子なのですが、実はこれ、本来はウィーンのお菓子なんです。半年前に行ったときも買って帰ったのですが、お土産として上げたので私自身は食べ損ねたので今回は自分用にも購入。2袋カゴへイン。
購入時注意いただきたいのがレジ。レジは次の人の商品もお構い無しに流して来るのでテキパキ袋へ詰めましょう。
さて、明日は滞在の実質最終日です。残り少ないドイツ滞在を有益に過ごすために観光スポットを検討します。
実際の様子は次回更新を参照ください!
ドイツのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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