歴史の舞台、王宮の丘へ。魅力溢れる観光スポットを巡る【4日目】

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2023年のGW(ちょっと拡張)は中欧4か国(オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア)を2週間で巡る旅。4日目午後はブダペストの王宮の丘へ。

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07.ブダペスト

王宮の丘へはケーブルカーで(アダム・クラーク広場より)

午前中はエステルゴムやその対岸にあるシュトロヴォ(スロバキア)の観光をして、またブダペストへ戻ってきました。

そしてこちらはアダム・クラーク広場。そして目の前に見えるのはセーチェーニ鎖橋。

さて、ここから向かいますのはブダペストのブダ側を代表する観光スポットである王宮の丘です。

ドーム型に見えているのがまさに王宮であり、ここには博物館や美術館もあったり。

そして”王宮の丘”と言う名前が表す通り、丘の上にあるのでちょっと”登山”しないといけません。

それほど高い場所ではないので他の公共交通機関や徒歩で向かうことも出来ますが、ここは時間をお金で買いましょう。

このアダム・クラーク広場からは王宮の丘へとつながるケーブルカーを利用することが可能です。

きっぷの購入と乗車

さて、乗車するにはこの受付兼麓駅できっぷを購入します。

結構列が並んでいるので気長に待ちましょう。ちなみに私が並んだときはまだ短かった方、帰って来た時はさらに長い列に…。

私が購入した2019~2020年度版地球の歩き方によると、片道の料金も記載されていましたが、2023年4月においては存在しません。ついでにかなりの値上げも…。2019年頃は往復1800Ftのようでしたが、2023年は往復4,000Ftです!

当時とそれほど通貨レートは変わっていませんから、その料金は倍以上であり日本円にすると約1,600円(*2023/5レート)くらいになっています。

まあめちゃくちゃ高いかと言われるとそうでもない微妙な料金…。

ちなみにできればカードで購入したほうが良いです。現金で購入するときはピッタリ出さないと日本ではありえないくらいの分量の小銭で返されたりするので…。

さて、ケーブルカーは2本あり、乗車できるタイミングになれば改札を通ります。

改札は先ほど購入したきっぷについているQRコードをかざせばOK。

すごいですよね、この角度。ほぼ45度と思われるような勾配を昇って行きます。

乗車の様子はまた動画を掲載するのでそちらをご覧ください。

こちらが頂上駅。往復できっぷを買ったので帰りもこちらへ。

ここから眺める街並みも素敵。

少し木で隠れてしまっていますがセーチェーニ鎖橋やドナウ川向こうのペスト側エリアの景色が大変すばらしい…。

なお、何度か触れていますが、ブダペストというのは西側のブダ、東側のペストという2つの地域から構成されています。ちょっとした豆知識。

観光地情報

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観光地名Budavári sikló/ブダ城ケーブルカー
住所Budapest, Sikló u., 1013 ハンガリー
URLbkv.hu

大統領官邸

頂上駅のすぐ近くにあるのが大統領官邸であるシャンドール宮殿。

建物の前には衛兵というか儀仗兵が詰めており、時々イベントもあったりして楽しめます。

帰り際に丁度それがあったので撮影。規則正しく、統制の取れた様子で移動する様は大変素晴らしいものです。

観光地情報

ブダ王宮

王宮の丘、南エリアにあるブダ王宮(またはブダ城)。

王宮ではあるものの、実際に入っているのは歴史博物館と美術館、そしてセーチェーニ図書館です。

王宮あたりも景色が良いスポット。少し離れた国会を眺めてみました。

王宮の前にはサヴォイ公オイゲンの像。

ヨーロッパの歴史が中々難しいので細かいことは分かりませんが、かつてオスマン帝国との戦いにおいてハンガリーを解放した人物でもあります。

ちなみに彼自身はオーストリア(大公国)の士官であり、実はこの後オーストリアで行くことになる「ベルヴェデーレ宮殿」というのは彼の邸宅であったりもします。

王宮の内側にはいくつかの通路でアクセス可能。

こちらは「マーチャーシュの泉」。この泉にある像はハンガリー国王であったマーチャーシュ1世率いる狩猟隊の様子を表したものだそうです。

こちらのちょっと無骨で威厳のある建物が王宮内側にあるセーチェーニ図書館。

内部へ入れそうな感じもするのですが、ちょっと良く分からなったので諦めました。

観光地情報

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観光地名ブダ王宮/Budavári Palota
住所Budapest, Szent György tér 2, 1014 ハンガリー
電話番号+36 1 458 3000
URLbudavar.hu

アルパード・トート・プロムナードと展望台

さて、ブダ王宮の観光を終えて、北方面へ。

北側へは王宮の丘の西側にあるアルパード・トート・プロムナードという通りを利用しました。

こちらからは華やかさはないものの、ブダエリアの街並みが楽しめます。そして展望台もあるのでそちらへ行ってみます。

なお、画像はありませんがこの通りには桜が植えられているそうです(後で知った…)。春ごろに訪れる際は是非異国の地で桜のある風景をお楽しみくださいませ。

こちらが展望台部分。

西側のエリアはそれほどの高さが無いので割と地味な街並みの風景が広がるようです。

観光地情報

マリア・マグダレナ教会/ハンガリー国立文書館

丘の上の街並みは色とりどりながらもシックな雰囲気のある建物が並び、大変美しい街並みです。

車が両サイドに停められているので生活感も満載ですが、それも含めて街並みを楽しめます。

丘の北エリアに来ると目を引く建物が2つ。

1つはこのマリア・マグダレナ教会の建物。この美しい建物はゴシック様式で建てられており、カトリックの教会とのこと。

その長い歴史においてオスマン帝国に占領されていた時代にはモスクにされていたこともあったようです。

もう1つはハンガリー国立文書館。

公共施設なので入ることも出来ますが、土日は休みなのでご注意を。

観光地情報

マーチャーシュ教会

場所は変わりまして丘の中心部辺り。多くの観光客が集まるところ。

このマーチャーシュ広場付近にはいくつかの観光スポットがありますが、やはりその名前にもなっているであろう、マーチャーシュ教会は目を引きます。

14世紀にはバロック様式で建築され、オスマン帝国の占領を経てゴシック様式での復元を試みるなどその見え方は長い歴史により大きく変容してきたようです。

実際に眺めてみるとゴシック様式に見られるような尖った塔の特徴は控えめ、でも屋根の鮮やかなタイルは大変美しいです。

なお、入場には2,500Ftほどかかる模様…。

観光地情報

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観光地名マーチャーシュ教会
住所Budapest, Szentháromság tér 2, 1014 ハンガリー
電話番号+36 1 355 5657
URLmatyas-templom.hu
営業時間・月~金曜日
09:00~17:00
・土曜日
09:00~13:00
・日曜日
13:00~17:00

漁夫の砦

漁夫の砦はマーチャーシュ教会のすぐそばにある観光スポット。

7つの塔があり、これらはハンガリー7つの部族を象徴しているようです。”7つの部族”というのはその国の成り立ちから重要であり、他の観光ポットでもよく現れます。

こんな感じの塔です。

そしてここから見る”ペスト”エリアの眺めは大変素晴らしいもの。

遮るものもなく、対岸にある国会議事堂もよく見えます。

初代国王である「聖イシュトヴァーンの騎馬像」も。

観光地情報

帰路もケーブルカーで

さて、王宮の丘は他にも色々観光スポットはありますが、それは次回に取っておこう…。

帰りも致し方なくケーブルカーに乗車する(理由は前半記事を…)ので頂上駅へ。丁度駅のすぐ近くにある大統領官邸では衛兵の交代儀式が執り行われていました。その規律正しい動きに目を引かれます。

ケーブルカーの眺めは大変素晴らしく…。向かいに見えているのはセーチェーニ鎖橋。

そして麓駅へ。

観光はもう少し続きます。それは次の記事にて。

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編集:地球の歩き方編集室
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