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2023年のGW(ちょっと拡張)は中欧4か国(オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア)を2週間で巡る旅。7日目はブラチスラヴァ(スロバキア)からプラハ(チェコ)へ移動。国際列車EC252(/172) Hungariaの乗車記です。
ブラチスラヴァ(スロバキア)やブダペスト(ハンガリー)からプラハ(チェコ)を目指す方は参考にどうぞ。
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
2023年5月2日時点、HungariaはEC252と言う列車番号でしたが、2023年7月4日時点ではEC172の列車番号で運行されており、停車する駅が若干異なります。
今回紹介するEC252はプラハ本駅に停車せず、プラハ・ホレショビツェ駅がプラハでの停車駅となります。
このように運行形態は変更されることがあるので、各国列車運行会社のサイト、Google Maps等で最新の情報を検索することをおススメします。
さてさて、7日目はブラチスラヴァからプラハへの移動日です。いよいよ旅は3か国目へと突入!
と、その前に腹ごしらえ。朝食は前日に購入しておいたサンドイッチとしました。
全然足りない…。
さすがに物足りなかったので、追加の朝食とすべく、ブラチスラヴァ本駅へと向かう前に旧市街へ。
やっぱりマクドナルドはどこの国でも朝からやっているので便利に利用できますね!
こちらオブチョドナ通り(商業通り)にある店舗。
ハッシュドポテトとカフェを注文。
食事メニューとカフェメニューはカウンターが異なり、受取には注意が必要です。具体的にはカフェメニューはマックカフェ(McCafe)での受取が必要。
まあハッシュドポテトを受け取った際に「コーヒーはあっちで受け取ってね」と店員さんも教えてくれますが。
ブラチスラヴァのメニュー。
日本でも見るようなものもあれば、こちらでしか見れないものもあって面白いです。
さて、マックで朝食を頂きました後は少し余裕をもってブラチスラヴァ本駅へ。
オブチョドナ通りから本駅への路面電車は多いので、それほど乗車時間は気にする必要は無いでしょう。
やはりこのブラチスラヴァ城がよく見えるこの通りは何度来ても魅力的です。
十数分乗車し本駅へ到着。
前日にきっぷは購入済みですが、やはり国際列車の乗車になるので少し余裕をもって駅にやってきました。
待っている時間も暇なので駅舎の2階部分へ。
一応首都のメインターミナル駅ではあるのですが、かなり質素な感じは捨てきれません。
なお、かつて2階には両替店があったようですが、2023年5月現在は閉店中のようでした。
さきほどの待合室の前からは駅の中央にある絵画がまた違った角度から楽しめるみたいです。
再び1階へ。
自動販売機でマウンテンデューを購入。
アメリカ生まれのこの飲み物は日本でも売っているみたいですが初めて買いました。味は典型的な炭酸飲料と言ったところ。
なお、駅のトイレは地下にあり有料です。
こちらは駅舎の東部分。
ここは少し懐かしいところで、かつて2017年にブラチスラヴァ旅行をした際に、一番手前にある扉の向こうにあるサービスセンターで列車の運行状況を確認した思い出があります。
その時はウィーン行きの列車のプラットフォームが中々決まらず、モヤモヤした気持ちで列車を待っていました。状況は当時と大して変わりませんね(笑)。
案内板がフリッカーにより良く見えませんが、実は列車は遅延が発生しています。
これから乗車するEC252 Hungariaはブダペストを出発し、ドイツはハンブルクに到着する超長距離列車。ブダペストのあるハンガリーから数えて2か国目のスロバキアではありますが、多少遅れるのは仕方ないと思っておいた方がよいでしょう。
そして列車の到着ギリギリまでプラットフォームが決まらないので多くの乗客が待っています。
しばらくすると列車のホームが決まり、乗客がどっと流れて行きます。
ホームには列車構成図もあり。これを見ればどこに乗ればいいか分かりますね!
列車は15分遅れの様子。
そしてヨーロッパの国際列車あるあるですが、最終目的地が表示されているので途中の駅が分かり辛く…。この列車の最終目的地は先ほど紹介したようにドイツ・ハンブルクにあるハンブルク・アルトナ駅であるためこのような標記。
プラハも経由しますが中々不安になってきますよね…。
しばらくして列車が到着。4カ国に渡って運行される列車の車両はこれから向かうプラハ、つまりチェコを代表するチェコ鉄道の車両のようです。
さて、この列車にはコンパートメント席と普通の座席があるのですが、コンパートメント席は満室か予約済みでした。
結構乗車率が高く、開いている座席も少なかったのでいよいよ声をかけて知らない人の隣に座ろうかと思っていたところ、幸運に横並び2席開いている座席を見つけることが出来ました。
さて、出発しますと直ぐに検札がやってきて、入鋏印が押されました。
出発して割と早い段階で郊外的な長閑な風景へと突入。
コンパクトシティであるブラチスラヴァは少し郊外に走ると一気に雰囲気を変化させます。
風景も良いですが、少し座席も紹介。
このように向い合せ4人掛けの席の机は展開可能であり、ノートPCでも作業がし易いです。ただ電波は別問題であり、あまり期待はできません。
ちなみに机は汚いことも多いので、ウェットティッシュがあれば最高です。
何の川かと言われると、モラバ川。
何の変哲もないように見えますが、実は国境を越えていたりします。さすが大陸の国と言ったところ。
もう少し調べてみると、先日観光したブラチスラヴァにあるデヴィーン城あたりから、北はスカリカ(Skalica)という町まで、オーストリア、チェコとの国境となっているみたいです。
まあ国境を渡ったからと言って劇的に風景は変わりません。基本ヨーロッパの電車旅の風景はこんな感じ。
チェコに入って初めて出くわす大きな街はブルノと言う街。
割と弾丸な日程の都合上、ブルノでの下車は叶わず。
ウィーンやプラハからもアクセスが良いので、また次の機会に行ってみたいと思います。
ブルノはこの旅では中間あたりではありますが、どちらかと言うとブラチスラヴァ寄りなので、まだまだ列車旅は続きます。
チェコに入って変わったことと言えば、2回目の検札が来たくらい。
国が変われば再度検札があるのも国際列車あるあるで慣れました。
ドルニー・ロウチキあたり。
田園風景も嫌いじゃないですが、所々小さな街にやってくると街並みが楽しめますね。
このように街に出くわすたびにそれぞれ異なった雰囲気が味わえるので、地図を見て街が近づいていることがわかると「次の街はどんな感じなんだろうか」とワクワクしてきます!
列車は時々地形のためか、大きくカーブすることもあり、前方の車両がくっきりと見えることも。
ちなみに私が乗車した車両は後ろから2両目だったかな(多分)。
さて、4人掛け向い合せの席に座っていましたが、どこからか乗客がどっといなくなったので、開いている座席に移動しました。
何だかんだで足の位置やらなんやら気を使うので、普通の座席が気楽…。
コリーンと言う町の近く。何でしょう、菜の花でしょうか。
視界いっぱいに可憐な黄色い花が見られました。
コリーンはプラハ郊外50kmくらいの所にある街。
特にメジャーな観光地ではないと思いますが、旧市街エリアには古い建物が残るステキな景観の街のようす。
コリーンを過ぎると田園風景も少なくなってくる印象です。
そしてしばらく走るとプラハ市内へ。
渡っているのはプラハの象徴の1つとも言えるであろうブルタバ川。
ドイツ語による呼び方である「モルダウ」も有名でしょうか。音楽の教科書でも出てくるチェコを代表する作曲家スメタナの”我が祖国”の第二章”ブルタバ”あるいは”モルダウ”とはこの川のことを指しています。
この川を渡れば間もなくプラハ・ホレショビツェ駅へと到着となります。
ようやく到着。
ここまで所要時間を伝えておりませんでしたが約4時間半!
この所要時間を日本の列車で置き換えると、大阪=高山間を走るひだ25号に乗車するのと同じくらい!
▼ひだ25号
控えめに言ってまあまあ苦行に近いです(笑)。
なお、このHungaria(EC252やEC172)は先ほど紹介したように4カ国に渡る国際列車です。私はその一部の区間に乗車したにすぎません。
ですので、参考に現在運行されているEC172の全区間の時刻表(主要な駅のみ)を掲載します。
出発駅 | 出発(/到着)時間 |
---|---|
Budapest-Nyugati pu(ハンガリー) | 07:29 |
Štúrovo(スロバキア) | 08:34 |
Bratislava hl.st.(スロバキア) | 10:06 |
Brno hl.n.(チェコ) | 11:38 |
Praha-Holešovice(チェコ) | 14:33(14:34) |
Dresden Hbf(ドイツ) | 16:55 |
Berlin Hbf (tief)(ドイツ) | 19:06 |
Hamburg-Altona(ドイツ) | (21:34) |
ご覧の様に全区間乗り通すと14時間かかるみたい…。私は絶対に乗りたくない…。
と言う訳で全区間乗り通すとやばい列車ですが、ごく一部のブラチスラヴァ=プラハであれば、まだまだ全然耐えられる時間!
どちらにせよ区間だと飛行機なんて飛んでないでしょうから鉄道かバスが選択肢になってきます。バスであれば多少途中休憩があったとしても、中々車内は動き回れず若干ストレスが溜まるかもしれませんが、鉄道ならその点は比較的ましです。
よってブラチスラヴァからプラハを目指す方にはこのEC252、EC172を利用した移動をおススメしたいと思います!
スロバキアのガイドブック
チェコのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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