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この記事は 2017年04月09日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
出発はウィーン・マイドリンク(Wien Meidling)駅から。
ザルツブルク行きはオーストリア国鉄(ÖBB)を使用して行きました。なおこの列車は下記の記事で紹介しているように事前に購入していたものです。
▼旅行の事前準備
さて、この電車に乗ってザルツブルクまで。
参考情報ですが、実はザルツブルクまではもう1社westbahnという会社が鉄道を運営しています。
こちらは鉄道版LCCと呼ぶべき会社であり、国鉄よりも多少安く乗車可能です。こちらについてはウィーンへの帰路に利用しましたので後程紹介したいと思います。
▼(外部リンク)westbahn
ちなみにHbfという言葉、覚えておくと良いかもしれません。ドイツ語圏では役に立ちます。
Hbf = Hauptbahnhof(ハウプトバーンホフ) = 中央駅
という意味です。とりあえずその都市で大きな駅は○○Hbfとなっていますので、迷ったら目指すといいかも。
ザルツブルク。それはオーストリア西部のドイツとの国境をなす街。
その街の意味するところは「白の砦」であり、かつては塩の交易で栄えた街です。
ザルツブルクへと到着しましたが、市内観光は翌日を予定。この日はもう一つの目的地である近郊の小さな街、オーベルンドルフを目指します。
このオーベルンドルフへはザルツァハ川沿いを走るSLB(Salzburger Lokalbahn)を利用します。
下車駅はオーベルンドルフ駅。行きは券売機、帰りは社内にて切符を購入しました。(だってオーベルンドルフには券売機がないんだもの)
何か似たような名前の駅もあった気がしますが、私の場合Google mapを駆使してちゃんと降りられました。
やっぱり現地で大事な情報を調べられるように、SIMカードの調達は大事ですね。
なぜここに来たのか。標題の件は差し置いて、実は歩いて国境を渡りたかったから!
歩いて国境を渡ることに憧れがありました。日本では考えられないですよね。
事前に国境を歩いて渡れるようなところを探していて、国境近辺の街を片っ端から探していたところ、この辺りが一番利便性よかったのです。
さらにこのオーベルンドルフ、実はきよしこの夜(Stille Nacht)で有名な観光地なんです
あの有名な曲はこの街でフランツ・クサーヴァー・グルーバーによって生み出されたと言われています。
街にはそれを記念する小さな教会もあります。本来のものはザルツァハ川の氾濫で痛んだので取り壊されたみたいですが。
中に入れたのかな?行った時は全然人がいなくて聞けなかった…。
いよいよ国境。
川の対岸がドイツのラウフェンという街になっているのですが、対岸に架かる橋の一つであるSalzachbrücke(ザルツァハブリュッケ)が立派なんですよ。
なぜかあまりガイドブックに載っていないんですが、たまたまGoogle mapで橋をチェックしていたら見つけました。
意匠に凝った橋ですね。それぞれ橋のアーチ部分には、オーストリアの国章と、ドイツ・バイエルン州の紋章があしらわれています。
ちなみにこの橋の場所ですが、
駅からすぐです。
ラウフェンの街の川が蛇行して飛び出たところに架かっており、比較的大きな通りですので迷うこともないです。
D = Deutschland(ドイツ連邦共和国)
Ö = Österreich(オーストリア共和国)
と思われる表記も。川を挟んだら外国。新鮮ですね。
今となってはボーダーレスで簡単に渡れますが、まだパスポートチェックがあった時代は付近の住民の方はどうしてたんでしょうか。
ドイツ側の街へ”入国”。ここはもうドイツ。バイエルン州に属するラウフェン(Laufen)。
この街の建物は鮮やかながらも主張しすぎず、ものすごく景観がよいです。まるでおもちゃの世界のよう。
そんなこんなでラウフェンの街をサクッと観光し、短いドイツ滞在を終え、ザルツブルクへの帰路へとつきました。
オーストリアのガイドブック
ドイツのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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