ウィーンを発つ
ウィーンに来て早々ですが、ザルツブルクへ向けて出発します。
これは例の事前に切符を買ったやつですね。
▼旅行の事前準備

出発はウィーン・マイドリンク(Wien Meidling)駅から。

この電車に乗ってザルツブルクまで。
ザルツブルク行きはオーストリア国鉄(OEBB)を使用して行きましたが 、もう1社westbahnという会社がありまして、こちらの発着はウィーン西駅(Wien Westbahnhof)なんです。(これは帰りに利用しましたので後ほど…。)

ちなみにHbfという言葉、覚えておくと良いかもしれません。ドイツ語圏では役に立ちます。
Hbf = Hauptbahnhof(ハウプトバーンホフ) = 中央駅
という意味です。とりあえずその都市で大きな駅は○○Hbfとなっていますので、迷ったら目指すといいかも。
ザルツブルク(Salzburg)からオーベルンドルフへ
ザルツブルク。
オーストリア西のドイツと国境をなす街。
その昔塩の交易で栄えた街です。ザルツは塩、ブルクは砦を意味します。
ザルツブルク市内は翌日観光するとして、もう一つの目的地である近郊の小さな街、オーベルンドルフを目指します。
オーベルンドルフへはザルツァハ川沿いを走るSLB(Salzburger Lokalbahn)を利用します。
下車駅はオーベルンドルフ駅。行きは券売機、帰りは社内にて切符を購入しました。(だってオーベルンドルフには券売機がないんだもの)
何か似たような名前の駅もあった気がしますが、私の場合Google mapを駆使してちゃんと降りられました。
やっぱSIMカードの現地調達大事!
オーベルンドルフ / Oberndorf bei Salzburg
なぜここに来たのか。
歩いて国境を渡りたかった!
事前に国境を歩いて渡れるようなところを探していて、国境近辺の街を片っ端から探していたところ、この辺りが一番利便性よかったのです。
歩いて国境を渡ることに憧れがありました。日本では考えられないですもんね。
また、このオーベルンドルフ、実はきよしこの夜(Stille Nacht)で有名な観光地なんです
この街でフランツ・クサーヴァー・グルーバーによって生み出されたと言われています。街には小さな記念の教会があります。(本来のものはザルツァハ川の反乱で痛んだので取り壊されたみたい…)

中に入れたのかな?
行った時は全然人がいなくて聞けなかった。。。
そしていよいよ国境へ
いよいよ国境。

川の対岸がドイツのラウフェンという街になっているのですが、対岸に架かる橋の一つであるSalzachbrücke(ザルツァハブリュッケ)が立派なんですよ。
なぜかあまりガイドブックに載っていないんですが、たまたまGoogle mapで橋をチェックしていたら見つけました。

意匠に凝った橋ですね。それぞれ橋のアーチ部分には、オーストリアの国章と、ドイツ・バイエルン州の紋章があしらわれています。

ちなみにこの橋の場所ですが、
駅からすぐです。
ラウフェンの街の川が蛇行して飛び出たところに架かっており、比較的大きな通りですので迷うこともないです。

D = Deutschland(ドイツ連邦共和国)
Ö = Österreich(オーストリア共和国)
と思われる…。
ここは橋の丁度真ん中あたりで、北方面を向かっています。このような標識があることから、ちょうど川の上が国境を指しているのではないかと考えられます。
川を挟んだら外国。新鮮ですね。
今となってはボーダーレスで簡単に渡れますが、まだパスポートチェックがあった時代は付近の住民の方はどうしてたんでしょうか。

渡りました。
ここはもうドイツ。バイエルン州に属するラウフェン(Laufen)。
この街の建物は鮮やかながらも主張しすぎずものすごく景観がよいです。まるでおもちゃの世界のよう。




そんなこんなでラウフェンの街をサクッと観光し、ザルツブルクへの帰路へ。
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