キプロス5日目は旧市街観光。クリスマスでどこもお休みなので外から楽しめるところが中心。
この記事の旅程

▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
03.ニコシア

宿泊した「Altius Boutique Hotel」の朝食。
パフォスのホテルと同じく基本はサンドイッチメニューのみですね。
さて、5日目はニコシア旧市街観光。この日はクリスマスの祝日でどこもお休みなので、街並みや風景を楽しめる観光スポットを中心に見て回ります。
ニコシア観光はレンタサイクルが便利

観光にあたっては、レンタサイクルが便利です。
キプロスには電車が走っておらず、公共交通機関はバスのみ。小回りが利く自転車は結構自由に使えます。
レンタサイクルは「nextbike」を利用します。時間単位でアプリを利用して借りられるのでおススメです。その登録方法や利用方法は下記の記事をご覧ください。
▼nextbikeの登録/利用方法

早速ホテル数分の所にあった自転車を借りて旧市街へ。
★観光地マップ
以下で紹介する観光スポットの場所をまとめています。
*前編/ピンク 後編/パープル
Paphos Gate/パフォス門

旧市街観光はまずは西から東の外輪に沿って観光したいと思います。

まずはパフォス門。
左手に見える国旗に着目してください。この国旗は「北キプロス・トルコ共和国」の国旗です。
実は道路を挟んで左手の壁の向こうは北トルコの管理地域だったりします。
北キプロスの情報については下記もご覧ください。
▼北キプロスに行ってみた

本来のパフォス門はこちらに見える壁の穴。

反対側に回るとよくわかります。

門は実際に通り抜けすることが可能ですが、その先は工事中で現在の所戻ってくるしかないようです。

遊歩道のようなものが準備されているようですね。

北と南の門の上にはそれぞれ役割のわからない塔も立っていました。

恐らくグリーンライン(緩衝地帯)に関連した付帯設備なのでしょうか。実際の所はよくわかりません。

なお、パフォス門から先の道は本来先に延びていたのだと思いますがふさがれています。
このエリア自体が一部グリーンラインに含まれているようにも思いますが、特にアクセスは制限されていません。

この通りにはHoly Cross Catholic Church(聖十字架カトリック教会)もあります。ここは教会としてはもちろんのこと、駐キプロスバチカン市国大使館も併設されているようです。
The Liberty Monument/自由の記念碑

外輪に沿って反時計回りに進みます。
途中にエレフテリア広場がありますが、これは後ほど。

外輪の東のグリーンラインに近い部分に「The Liberty Monument」と呼ばれる銅像が立っています。

英国からの独立を記念して建てられたようなのですが、讃えているのはEOKAと呼ばれる戦闘員のようです。
EOKAについてはキプロス紛争にもかかわりのある地下軍事組織であり、何とも外国人からすると複雑な気持ちを持つ銅像ではあります。
一方でキプロス国民からするとやはり英雄のようで、毎年4/1はThe national day、通称EOKA dayと呼ばれる記念日なんだそうです。

銅像のある公園には猫ちゃんも見られました。

そして銅像は丁度要塞(Bastion)の上に立っていますので眺めは良いです。
Nicosia old aqueduct/ニコシア旧水道橋

Liberty monumentの目の前にあるこの遺跡。
パッと見ただけでは何か分かりませんが、18世紀に造られた古い水道橋のようです。
かつては北キプロスエリアにあるキレニア(ギルネ)門からこの近くにあるファマグスタ門の近くまであった水道橋で、奥地にある噴水に水を供給していたようです。

横から見るとこんな感じ。
Famagusta Gate/ファマグスタ門

ファマグスタ門は壁の外輪の丁度最東端辺りに存在します。
しかしご覧の通り足場が組まれており、工事中のようでした。

現在は門としての役割の代わりに「Nicosia Municipal Multicultural Centre」という施設として利用されているようです。
グリーンエリア付近の街並み(旧市街地東部)

旧市街の壁の外輪の東端辺りに来ました。この突き当りはグリーンライン(緩衝地帯)のエリアです。

この辺りは閑静な住宅街になっているようです。

何気ない通りであっても、建物自体がグリーンエリアの南側境界線だったりするのがニコシアの大きな溝の象徴のように思えます。
所々建物でカバーできない通りなどにはドラム缶が並んでいることも。

境界付近はかなり人通りも少ないように思えますので、あまり夜間にうろつかないほうが良さそうです。
また付近には監視業務に就く国連軍兵士もよく目にしました。

一方で古い街並みが残っているように見え、ここだけ20世紀初頭に戻ったかのような雰囲気も感じられます。
参考



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