「渡り鳥コース」でコペンハーゲンからハンブルクへ Day3 後編

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渡り鳥コース

2020/01/16 追記
渡り鳥コースは2019/12/14に廃止されました。現在はオーゼンセを経由するルートのみとなっております。
参考: http://eurlink.jp/wordpress/?p=4400

デンマーク・コペンハーゲンからドイツ・ハンブルクまでの2つの電車ルートのうち、電車ごとフェリーに乗り込むルート。言っている意味がわからないですよね?いや、本当なんです。フェリーの中に線路があるんです。

ちなみに専門用語ではこのような方法を「車両航送」と呼ぶようです。

かつて日本でも昭和末期に青函連絡船(本州と北海道)や宇高連絡船(本州と四国)で見られた光景ですが、今では一切見ることができなくなってしまいました。

「渡り鳥コース(ライン)」の由来はそのままで、渡り鳥が丁度デンマークとドイツのを飛んで渡るコースになっているため。

この「渡り鳥コース」と呼ばれるルートは、1997年に大ベルト橋が開通したことによりできたオーデンセ(フュン島)、フレゼリシア(大陸)を経由する新しいルートに取って代われており、かつての賑わいはなくなったようです。

しかもその船を利用した区間(ロービュ=プットガルデン)さえも「フェーマルン・ベルトトンネル」と呼ばれるトンネル造成計画で置き換えられることになり、近い将来無くなる可能性が高くなっています。

そんなわけで行くのなら今のうち!と思い、今回挑戦しました。

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コペンハーゲンから船に乗るまで

本来であればコペンハーゲンから電車でデンマークの港駅ロービュまで行けるのですが、私の挑戦した2019/07/12は丁度工事か何かでロービュまでは代替バスとなっていました。

このようにコペンハーゲン中央駅では至る所に代替バスへ乗るように案内がでております。

上の写真で見るからに2019/09/28までは代替バスなんだろうなと想像できます。

ピックアップポイントはこのあたり。誰もがここでよいのかと不安になりながらバスを待っていましたが問題なくバスに乗り込むことができました。待っている間、バックパッカーの青年から「これハンブルク行き?」と聞かれましたが「多分そうやで」としか答えてあげられませんでした…。まあ結果正しかったのでOK!

乗車時はバスドライバーから有効なチケットかどうか確認されますので、紙のチケット、PDF、アプリ何れかを提示しましょう。

私はアプリを利用しました。

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バスはこのように結構窮屈です。飛行機のエコノミーの方が広いくらい…。

荷物はバスの荷物室に入れるか、席の上の棚の上に入れないと、とてもじゃないけど座ることができません。

バスはファルスター島やロラン島を通って、定刻より少し早く(実所要時間:2時間弱)でロービュに到着します。

ロービュに着きますと、駅のホームに行くように案内があります。決してフェリーの方へ行かないように…。

ここからやっと列車(正確には気動車)に乗ったまま船に乗り込みます

線路の先には船が待っていますね。

指定の座席へ。ほぼほぼ満員でした。

電車はどんどん船に近づいていきゆっくりと乗り込みます。

船に乗り込んだところです。

保安上の理由から電車から降りて上部デッキへ向かうように案内があります。

電車の中にとどまることはできませんし、荷物を取りに戻ることもできませんので貴重品はしっかりと持っていくように。

このように人一人通れるくらいのスペースしかありません。そのくらい電車が迫っています。

少し広いところ。左が電車、右がトラック。これが船の中って言うのが信じられません。

打って変わって上部デッキの客室。思いのほか広い。

船の中にはいろいろな店舗。レストランや土産屋なんかがあります。

外に出ればバルト海の風景を望むことができて気持ちいいですね。

船が結構大きくていつ出港したかわからないくらいスムーズでした。

船を降りてからハンブルクまで

まずはドイツに入ってからのSIMの設定を記載しておきますね。

マルメの時と同じですが、別物なので再度設定する必要があります(名前はなんでも大丈夫です)。

名前:Lycamobile
APN:data.lycamobile.dk

いよいよドイツ側のプットガルデンの港まで近づいてきますと、電車や車両に戻るようにアナウンスが流れてきます。もし聞き取れなくても人が動き出すのでなんとなくわかると思います。

このように電車が近いですね。しっかりと線路も載ってます。

上陸し、リューベックまではこのような田園地帯と風車のある風光明媚な景色を楽しめます。

この日は電車か船かが遅れていて、ハンブルク到着が少し遅くなりました。

そして22時半ごろ、電車は最終目的地であるドイツのハンブルクへ到着いたしました。

今回はこのような珍しい方法の電車旅となりました。このルートの電車は人気が高く、いつものように直近でチケットを予約しようとすると満席となっていたりします。もちろん元々本数が少ないというのもありますが…。

座席まで選びたいのでしたら余裕をもって予約した方がよいですね。

この後U-Bahnに乗り換えホテルにチェックインし一日が終わりました。

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